ジム男の家から逃げるようにして帰った日。
シャワー浴びて。
TV見て。
普通に過ごしてベッドに入る。
でも、部屋を暗くすると
あのことがよみがえる。

腕に抱いたジム男の身体。
俺を包んだジム男の両腕。

目を固く瞑り
寝返りをうち
布団をかぶる。

あのことは考えない。
他のこと考えよう。
てか、早く寝よう。

寝ようと考えると、寝れない。
頭の中が動いている。
意識が、繋がっている。

無礼なまでにジム男をそのままにしてきた俺。
電話もしていない。
あいつ、今頃なにしてんだろう。
もう寝たかな。
今日の出始めはワクワクドキドキだった。
初めての男とのセックス。
ジム男とのキス。
あの口と舌の絡まる感触。
俺は結構好きだ。
やわらか過ぎない、対等なキス。

あーだめだ、もう寝よう。
寝返りを打つ。

じっとしていると、
感触がよみがえってくる。

俺の身体を這うジム男の唇の感触。
胸や乳首や腹。
もうすぐちんこっていう下腹あたりでいったん止まり、そこで執拗に動く。
流れがとまり、来て欲しいところに来ないもどかしさ。
じらされると興奮が高まる。
ちんこはビンビン。先っちょからは我慢汁。

寝ている俺は、目を閉じたまま、手だけを動かし
トランクスの上からちんこを触ってみる。
勃起している。

あーもう

起き上がり時計を見る。
夜中の２時半。
え、１時間もたったんだ。

またベットに入り目をつむる。
早く寝たい。
勃起したちんこが収まらない。
でも今日はそのまま放置。
今日はしない。
このまま寝ちゃえば大丈夫。
ジム男は今日はオナニーしたのかな。
あのちんこ元気そうだし。
やったかな。
それとも、俺の冷たさが尾を引いて
落ち込んでできねえかな。

俺の口の中に入ってきたジム男のちんこ
最初はできなかったけど、最後は咥えたくなった。
ジム男の一番感じるところ。
そこを俺が口で刺激する。
感じるジム男。
喘げば喘ぐほど、俺は夢中になってしゃぶった。
嬉しかった。
それを二人がお互いにやりあう男同士の６９。
俺もジム男も同じ感覚の中にいる。

俺の手はまた独りでに動き出す。
胸の上に置いていた右手。
胸ををさするように円を書き、
徐々に下に降りて行く。
腹から下腹を通り、
トランクスの上からちんこをさする。

ジム男の口が俺のちんこを包む。
舌で俺のちんこを舐め上げる。
女にされている時はさせているフェラ。
でもジム男の時はされているフェラ。
思わず声を漏らす俺。
声を出している自分に興奮する感じ。
ジム男のフェラは強くて激しかった。
女とはやっぱ違う。

トランクスの上からちんこ触ってた俺の手は
いったん引き上げられ、ゴムと肌の隙間から
トランクスの中に差し込まれる。
固いちんこがそこにある。
俺はそれをつかみ、しごき始める。
ジム男にしゃぶられたちんこ。
身体の力が抜け、
少し声をもらす。

やばい、今日はしない。。はず。。

でも手は勝手に動く。
左手でシャツをたくし上げて乳首を触る。
ジム男に舐められた乳首。
指先で転がすと、
身体がガクンと反応し、余韻が胸から身体全体に広がる。

ジム男と裸で抱き合ったことを思い出す。
裸で抱き合ってキスしたことを思い出す。
ジム男とのキス。
絡まる舌。
ジム男のフェラ。
ジム男のちんこを咥えた感触。
ジム男との６９。

俺は布団をはいで起き上がり、
シャツを脱いでまた寝る。
両手をトランクスに突っ込み
ちんこしごきながら玉をもむ。

ここにもジム男はキスをした。
このもっと奥にも。
足を広げられ、あいつの口はどんどん下がってきた。

くぅー、もう、だめだ。

俺はトランクスも脱ぎ全裸になる。
足を広げ、
ちんこをしごき
乳首をいじる。

あんな態度で出てきて、ジム男に悪かった。
やっぱジム男んちに泊まればよかった。
そうすればもう１回できた。
ジム男をもっと感じさせることができた。
もっとちんこしゃぶりたかった。
俺のちんこも咥えてもらいたかった。
あのキス、もっとしてえ。
ジム男と６９してえ。
もっと下まで下がってきて欲しかった。
ジム男と抱き合いてえ！

俺はもう止まらない。
足をふんばり腰を浮かせ、
ちんこしごきながら腰を上下にふる。
腰を上に突き上げる度、
すごい声を出す。
夜中にこんな声。
でも、俺はもうかまわない。

身体に汗が出てきた。
胸の玉の汗。
手で胸に広げてみる。
なんかいやらしい。
その手を自分の口に入れてみる。
ジム男の手をフェラしたように、自分の手をフェラする。

ベッドの上で全裸でちんこをしごき、自分の指を舐める俺。
ちんこをしごくスピードを速め、
出すことに集中し始める。
いきそうになったとき
指を口から乳首に戻し
いつものポジションに入る。

うっ、いくいく

あの時あげたへんな声を出しながら
腰をおもいっきり突き出して、俺はいった。
精液が顔まで飛んできた。
顎と口にぺチャとつくのが分る。
胸にも腹にもボトボト落ちた。
亀頭からドクドク溢れ出た。
快感がいつもより長く続いたような気がした。

手についた精液をそのままに、
全身を包む快感の中、
俺は両手で胸の精液を胸や腹全体に広げた。
汗と混じってヌルヌルしてた。
腕で口の精液をぬぐった。
少し舌で、口の周りを舐めた。
自分がすごくいやらしく感じた。

で、また波が去る。

何もかもが面倒だった。
そのままの格好で、干してあるバスタオルをひっぱり取り
身体を拭いて床に投げ捨てる。
そして大の字。
ベッドの上で大きくため息。
目を開けて、天井を見つめる。

またやっちゃった。
また欲望に負けた。
でも、いい感じはいい感じ。
我慢できず、興奮した。
それは本当。
俺はジム男でいった。

やっぱ俺は、そうなのか。


ジム男か。


思考がそこで止まったまま、動けなかった。


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