口を開けたまま、ジム男にちんこ突っ込まれるしかない俺。
両手はバーを握っている。
でも、最後の抵抗、口周りだけの反撃で、
俺はちんこを咥える。
入ってきたちんこを、奥へ侵入させないように、
唇でそれをはさみ、舌で抑える。
ジム男の腰の動きがどうなるかわからないから、
俺はジム男のちんこを咥えるのに、必死になった。
いつのまにか、咥えながら、声が出ていた。
突っ込まれるたびに、胸や鼻から声が出た。

ジム男は、俺の抵抗にかえって刺激され、
さらにのりのりになってくる。
早さも勢いも、突っ込んでくるさおの幅も、
前より早く大きくなる。
その攻めは厳しい。
俺の唇と舌はだんだん劣勢になり、
おっつかなくなっていく。
慣れてるジム男の腰つき。
ついに舌が亀頭を押さえられなくなり、
喉の壁に当たるくらいまで入ってきた。

ぉうぇーっ

医者でやられる喉の検診の時のように、
俺はもどしそうになる。
その感覚に耐えようと、思わず口を閉じる俺。
歯がかるくちんこにあたる。
唾液が出てきた。

一瞬ジム男の腰の動きがやわらかくなる。
でも、その時のジム男の一言。

イテッ、噛むなよ！

やさしさはない。

ちゃんと、やれよ！

俺は胸からあがってくるものが収まるのを感じながら、
また唇を閉じてさおを締め付け、舌で亀頭を舐めた。
腰の動きはすぐに元に戻る。
もう頭で考えて唇や舌を動かしていては、追いつかない。
感覚的に動かすしかない。

だせえ口！

ジム男がそう言い捨て、腰の動きでさらに俺を攻め立て続ける。
亀頭の部分だけ、細かく口に出し入れしたかと思うと、
次にはぐっと奥まで入れてくる。
そして口の奥にちんこを押し付けたまま、腰をいやらしく回す。

俺の抵抗は、そのジム男の勢いに圧倒され、だんだん後退していく。
何回も喉の壁に亀頭があたり、
その度に、おぇっとなる。
目から涙が出てきた。

ちんこをしゃぶる唾液の音。
ジム男の息づかい。
俺の苦悶の唸り声。

俺は学生の時の運動部でしごかれている時のことを思い出した。
先輩に、いじめられるようにきつい練習を強要される。
何回やっても終わらない。
これができたら終わりって、
やってんのに、終わらない。
むかついて、つらくて、息が苦しくて。
でも、先輩は余裕。
なんか笑ってるような気がする。
まじ、鬼に見える。
でも、後輩の俺は、言われたとおりにやるしかない。
もういい。
って声がかかるまで続けるしかない。
嫌いな先輩の時はもう悲惨。
頭きて、しごきの最中、先輩につっかかってったやつもいた。
まじ、殴りたくなる。
でも、好きな先輩の時は最後まで頑張ろうとする。
いくらきつくても、素直にしごきを受け入れる。
しごかれていても、気持ちが繋がっているというか、
俺の為にやってくれてるというか。
だから、その期待に応えようと、俺は頑張れた。

ジム男に、ちんこ突っ込まれながら、
必死にしゃぶる俺。

噛むな、力抜け、もっと動かせ。
るせーな、やってんじゃん！

嗚咽、出てくる唾液、流れる涙。

でも俺は、素直に頑張れた。

俺は唾液を使い、ジム男のさおがヌルヌルになるようにしゃぶってみた。
ジム男が気持ちよくなるように、動きじゃなくて、心を込めるようにやった。
口の力を抜き、舌と唇で想いを込めてしゃぶる俺。

ちょっと唇が気持ちいいような気がした。

ジム男が軽く喘ぐのが聞こえた。


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