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引きまくってあいつの部屋を飛び出したその数時間後、 顔の精液思い出して俺はまたオナニー。

もうダメだ。
認めざるを得ない。
俺はジム男でオナニして、いった。
それは本当。
俺は、
俺はゲイなのか？

やばい、俺はどうしたんだ。
もう、あいつには会いたくない。
でも、それからもオナニはあいつのことがネタ。
仕事中も、気付くとあいつを街に探してる。
焦燥感、不安定、引きこもり。
嘘、偽善者づら、愛想笑い。
止まったままの時間。
そんな局面を打開してくれたのは、
あいつの「ああ、これ？」

相談の電話。
自分の思いをあいつにぶつける俺。
のらりくらりとかわすあいつ。
俺はイライラしてくる。
違うと言え！
お前はゲイじゃないと言え！
なんで言わない！
俺は、お前とは違う！

で、どうしたいの。
自分がなんだか分らなくて悩むより、
分ってから悩んだほうがいいんじゃねーの。

心の底を覗いてみる。
俺は男としたい。
それは確かなことだ。
男とのセックスは、すっげーいい。
もう、捨てられないと思う。
それは認めるけど、
でも、女になりたいとは思わない。
男として、男を抱きたい。
そんな感じ。
男同士にしかわからい境地があるって、
あいつが言ってた。
俺はそれを羨ましいと思った。
俺は、その境地を感じ取る感性があるってことか。
俺は特別なのか。

ゲイになろうと思ってゲイになった男はいない。

よし、わかった。
前へ行こう。
これが俺の運命なら、
それをきちっと受け止める強さと勇気を持とう。
よし、そうと決まったら、もう行くしかないっしょ！

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